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秘本衆道会
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続・日本のいろもの古典

2011年中に発行してきた手作りコピー誌の総集編。


収録内容は……




ザ・魔少年!
~古典に見るギャルソン・ファタール~




アヴァンギャルド新作能!
~人類には早すぎる舞台~




『台記』 
(『よりぬき「台記」』改題)
~ 男色貴族の華麗なるエロ・ダイアリー ~



大江戸二次パロ魂!
~ 「薄い本」よ、永遠なれ ~



室町ショタ連歌!
~下世話の宝典・『竹馬狂吟集』より~



とまあ、毎度の事ながら残念すぎて却ってエキサイティング!なるラインナップでございます。


表紙は……



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こんな感じで、またしてもけら様の筆が冴えわたっていますです。



ついでに、サンプルも数点。



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江戸時代に描かれた女体化『水滸伝』!



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鎌倉時代の「男の娘」ラヴラヴ物語!



だいたいこんな感じですが、どうぞよろしゅう。



2011年10月23日・初版。

頒布価格800円。

ショップ委託価格900円(税別)。


(現在は頒布終了・絶版。その魂は『合本 日本のいろもの古典』に継承されました)

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by hihonsyudo | 2011-10-12 00:57 | 既刊の紹介(個別) | Trackback | Comments(0)
『新装BL古典』・『新装いろもの古典』における、訳注の改定箇所

先日からクドクドしつこく宣伝しているように、ずっと在庫切れだった既刊について「新装版」を発刊することになりました。

すなわち……



『新装版 合本 日本のBL古典』


『新装版 日本のいろもの古典』



上掲2種!


で、これまた重ねて申し上げているように、大きな変更点は


「現代絵師によるイラスト追加」


ぐらいであって、収録内容的には旧版とほぼ同一です。

よって旧版を持っているなら、改めてわざわざ買い直す必要はございませんです。


ただし!

訳注ページの一部において、記述をちょいとばかし変更・追加した箇所があります。

そこんところを、この場にて一応お知らせ申し上げます。





まず、旧版『BL古典』の45ページより。



※3 「在原の中将」
  いわゆる「色好み」で名を馳せた、在原業平(825-880)のこと。女のみならず男も大
 好きで、特に真雅僧正とは深すぎる仲だった模様。なにせ、真雅のために


   目かるとも 思ほえなくに忘らるる 時しなければ 面影に立つ
 
 なぁんてラブすぎる和歌を詠んでいるぐらいでして。


ってな記述がありますが、この「業平×真雅」説はどうも創作っぽい……

と、いうことが後の勉強によって分かりましたので、『新装BL古典』同ページでは以下のように改めました。



※3 「在原の中将」
  いわゆる「色好み」で名を馳せた、在原業平(825-880)のこと。彼をモデルとした人物
が主役の『伊勢物語』では、第四十六段において「うるはしき友」のために


  目かるとも 思ほえなくに忘らるる 時しなければ 面影に立つ
 
  なんてラブすぎる和歌を詠むのですが、後世では「その相手こそが真雅僧正である!」との説が立てられたりしました。





次に、旧版『いろもの古典』の30ページより。



※5 「食事の世話を焼いてあげた」
   メシの支度というのは、基本的に身分の低い者の仕事です。にも関わらず、左大臣の位にまで登り

  つめた老権力者が、年齢も階級もずっと下である少年のために、喜んでそういう行為に熱中している

  とは……
   当時の貴族社会においては、かなり常識外れな行為だと申せましょう。



対して『新装いろもの古典』では……


※5 「食事の世話を焼いてあげた」
   メシの支度・配膳というのは、基本的に身分の低い者の仕事です(四条流包丁道を開いたと言わ

  れる藤原山蔭など、料理を嗜む貴族が全くいなかったわけではありませんが)。にも関わらず、左大

  臣の位にまで登りつめた老権力者が、年齢も階級もずっと下である少年のために、喜んでそういう行

  為に熱中しているとは……当時の貴族社会においては、かなり常識外れな行為だと申せましょう。



とまあ、「クッキングに情熱を燃やす貴族だっていたんだよ!」ってな情報を追加してます念のため。



以上、旧版における少々粗忽な記述をお詫び申し上げると共に、弊サークルを最近知った方は是非ぜひ是非『新装版』を手に取ってみてくだせえ!


と、あさましくお願い申し上げます。


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by hihonsyudo | 2011-10-07 22:44 | 同人誌・記事の補遺 | Trackback | Comments(0)
Yaroh! JAPAN

というふざけたタイトルの文章を、『メルマガクリルタイ様』 に寄稿しました。

サクッとご一読いただければ幸い!



さて、ちょいと補足。

「野郎」が「そういう意味」で使われていた時代、およびそれまでの「若衆」「野郎」へと移り行った時代の証人は数多いですが、中でも格別に有名なのは井原西鶴でありましょう。


以下、彼の著書・『男色大鑑』よりちょいと引用。



歌舞伎といふ事法度になり、太夫残らず前髪おろして、野郎になりし時は、ひらかぬ花の散ここちして、太夫本(もと)をはじめ子どもの親かたふかく嘆きし

(巻五)



「太夫」ってのは、すなわち色を売る若者のことで、「若衆」とほぼ同じ意味です。

さらに……



廿(はたち)すぐるまで前髪おきて勤めはなるまじきに、野郎なればこそ、三十四、五迄も若衆顔をして、人の懐の中へもはいる事ぞと、おかしき色の道と思はれける。

(巻五)



「野郎」ビジネスの主力は少年でしたが、中には成人してなお足を洗うことができず、若作りに必死な人もいたようで……


『男色大鑑』とは、その名の通り様々な「男×男」シチュエーションを描いた恋愛小説集であり、この大名著が江戸期の男色コンテンツにもたらした影響は計り知れません。


今や中学校の歴史教科書にも名の載る大西鶴は、ショタ売春の最流行期をリアルで体験した人であると同時に、その世相を自らの作品上にキッチリ活写していたのでした。




……『日本永代蔵』や『世間胸算用』だけじゃなくて、こういう「男色もの」の存在も学校で教えればいいのにねえ。

事実をありのまま伝えて、何が悪い!

今でこそ悪口の代表となっている「野郎」という言葉に、もう一度きらびやかな脚光を!



なんてことをツラツラ考えてしまう、秋雨の夜でございますです。


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by hihonsyudo | 2011-10-05 20:57 | 歴史・古典よもやま話 | Trackback | Comments(0)
室町ショタ連歌!

かつての日本で、身分の貴賤を問わずに大流行していた愉快な言葉遊び……それが「連歌」!


その中には風流で貴族的な作品もあれば、名もなき庶民が作った下ネタ爆裂! な句もまた多数存在しております。

で、さらにそれら下世話作品群の内には、少年愛リビドーが燃え上がるアレなモノが結構混じっていたりなんかしちゃったりして。


とまあ、そんな感じっす。



サンプル壱号。


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サンプル弐号。


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薄い手作りコピー誌。

平成23年10月8日・初版。

頒布価格200円



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by hihonsyudo | 2011-10-02 21:46 | 既刊の紹介(個別) | Trackback | Comments(0)
軽音百合草子 沢庵亭秘帖

江戸時代に起こった『軽音神楽衆』ブーム。

当時のファンの中には、その登場キャラを使ったスピン・オフ的な「百合」短編を書く者もいた……





という設定でお送りする、お馴染みのオタ偽書でございます。


表紙は



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こんな感じでまことに煌びやかですが(絵師けら様に感謝!)、中身は読みにくい擬古文6ページ+解説2ページ。

はい、色々と薄い手作りコピー誌です。

カップリングは「梓×唯」と「澪×律」です一応。


平成23年9月18日・初版。

頒布価格100円。
現在は頒布終了・絶版。その内容は『続・軽音神楽衆』に再録されています)



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by hihonsyudo | 2011-10-02 21:32 | 既刊の紹介(個別) | Trackback | Comments(0)