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江戸時代の男色本を読んでいると、しょっちゅう「通和散」なる単語に出会います。
何のことかと言えば、ずばり潤滑剤のことです。
肛門という部位は、出口であって入口ではない。
よって内部のモノを外へ放出するのは易くとも、逆に外部から欲棒をズブリ突っ込むなんて所業は、構造上なかなかに難しい。
そこで発明されたのが、件の「通和散」というわけ。
いつ頃から存在するものなのかは不勉強にして知りませんが、とにかく17世紀の前半頃には、すでに「合体の友」として広く愛用されていたようです。
当時のエロ教養本『枕文庫』によれば、その製法は以下の通り。
「鶏卵十ヶ但し黄身を去る。葛粉十匁、右にふのり(注・障子張りなどに使われる糊の一種)を加えすこし濃くしき、紙へのべ、いくへんもいくへんも干ては付るなり」
つまり、ヌルヌルした材料ばかりを混ぜ合わせてドロドロした液体をつくり、それを濃い目に漉して、さらに紙に塗っては乾かすという作業を何度も繰り返すわけです。
ぬう、なかなか手間がかかる。
ちなみに使い方は……
「紙を噛み味へば糊落ちて口中に満ちるなり」
唾と一緒に混ぜ合わせれば、天然成分100パーセントのローションに早代わり!
まったく、昔の人の知恵はすげぇや!
最初にこれを作った人は相当のヒマ人……もとい発明の天才ですね。
ものづくり民族ジャパニーズの面目躍如、と言ったところか。
もののついで。
漢名を「黄蜀葵」という植物をご存知でしょうか?
根から糊状の液体が取れることから、日本じゃ「トロロアオイ」と名付けられました。
で、そのトロロアオイは別名を「通和散」とも言うのですが……
どうしてそう呼ばれるようになったのかは、まあ想像がつきますよね?
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