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秘本衆道会
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『日本の驚愕古典』 コピー誌版との差異について
11月4日より頒布予定の 『日本の驚愕古典』 は、基本的に既刊コピー誌を丸ごと収録した内容です。
しかし、まとめ直すにあたって文章に加筆・修正を加え、また図像の追加や差し替えなども行っております。
そのあたりの調整点について、報告申し上げたく。







1・読み返してみて、「なんか、ぎこちなくね?」と感じた文章、および誤字・脱字を修正しました。

とりあえず、自分で気付いた範囲で。
粗忽者にて、申し訳ありませぬ……


2・『凹も、凸も、あるんだよ』部において、『絵本あつもり盞(さかずき)』という好色本の挿絵を差し替えました。

具体的には……コピー誌版では「キャラ同士が絡み合う図」 を載せていたのですが、そこから 「キャラ同士の表情のアップ」 のみを切り取ることになりました。
 ちと野暮な処置ではございますが、書店委託する上では色々と世知辛い事情がありますゆえ、どうぞその辺りをお汲みいただければ幸い。



3・『聖遊郭』部において、明らかな誤解釈を訂正し、また後ほど判明した新情報を追加しました。

本編中、釈迦の置手紙を皆で読むシーンがあるのですが、そこに 「九重のまもり見るやうな文字ばかり」 という一文が出てきます。
コピー誌では、そちらを 「幾重ものプロテクトに守られた暗号のようだ」 と解釈しておりましたが、その 「九重のまもり」 とは こういうもの だということを教えていただきましたので(ブート=サンありがとうございます)、訳の方も 「九重のお守りの中身に書いてあるような文字ばかりで」 という具合に訂正しました。

さらに、最後のページに以下の情報を追加しました。

宝暦十三年(1763)には、『聖遊郭二篇 列仙伝』といういかにも続編っぽいタイトルの本が出ています。こちらでは孔子の弟子である「子路」が、日本の遊里や芝居を見物します。ただし『聖遊郭』のストーリーとはあまり繋がりのない内容なので、おそらくそれぞれの作者は別人なのではないかと思われます。

勉強不足にて、大変失礼いたしました。


4・『野郎文反古』部において、挿絵を一枚追加しました。


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↑これですね。
本文中、 「血の別之弟とハしらで 念ごろしける男ありけり おととかたニてハ 兄としれければ それより得あわずして 文をおくらんと思ふおりに 彼男立腹して懸込 すでにうちはたさんとしける時 弟したため置文」 という長たらしいタイトルの章に付属する挿絵です。
コピー誌版ではうっかり載せ忘れてしまったので(土下座)、こちらでキッチリ紹介しておきます。



また今回の本を作るに当たっては、諸事情により原稿を pdf から tiff に変換する必要がありました。
不慣れなフォトショップの扱いに悪戦苦闘していた当方に、色々とアドヴァイスを送って下さった方々(すなわち……カゴメさん・和泉先生・梅雨菌さん! なんたるご親切か!)に深く感謝申し上げます。
by hihonsyudo | 2012-10-19 22:00 | 同人誌・記事の補遺
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