近年になって国文学史の暗部より発掘された
『読本 魔法少女 惑乎紛乎』 は学会に大きな波紋を投げかけ、また近世出版文化の有様について新たな視座をもたらす資料として注目されています。
さらに今年になってから、そのスピンオフとして以下のような作品が発見されました。
その名を……
『読本 魔法少女 惑乎紛乎 亦別物語』!
このサブタイトルを横文字に訳すなら、
『ディファレント・ストーリー』 程度の意味になりましょうか。
本編『惑乎紛乎』では早々に退場してしまった
マミ殿を主役に据え、ほろ苦い「もしも」のストーリーが展開される……ってな趣向。
というわけで。
その興味深い内容を、ダイジェストでお伝えする冊子を作ってみました。
以下、本文サンプル。
成立の背景についても、しっかり解説!
ド迫力の戦闘描写!
これぞ江戸エンターテイメント!
そして……突然の悲劇!
つーわけでテキスト主体の本ながら、イナセな挿絵もそれなりに載ってます。
さあ「見瀧原」の魔法少女たちは、今度こそ幸せを掴むことができるのか?
戯作の世界に興味のある人もない人も、どうぞ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
……なお本書の発行に当たっては、ご存じ妖怪絵師こと
蘭陵亭様
から多大なご協力を賜りました。
謹んで御礼申し上げまする。
2013年2月11日初版。
B5版・46ページ。
頒布価格500円。
ショップ委託価格600円(税別)。